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ローコスト技術が介護を救う可能性を示す~落合陽一さんの「介護市場を開放したい」に痺れた話~

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落合陽一さんをインタビューした梶原洵子さんの記事を読みました。

newswitch.jp

概要は

  • 介護分野への技術導入の遅れの原因は経済性の問題
  • 技術開発のコスト削減の為に既存技術を「ツギハギ」して使う
  • 既存技術で経済合理性が働くと示せれば、市場を開放できる
  • 若手・中堅社員の有志団体「One JAPAN」とコラボレーションする

といったところ。

ようするに

  • 介護の分野の技術を開発しても、儲けが少ないから企業が参入しない
  • 新技術は開発コストが高いから、出来上がったものを使おう
  • 安く技術提供できることが分かればお金が動く
  • 若手同士なら老害に会わずに済む

停滞した業界を突き進めるアイデアは、常に広い視点を持った人から出てきますね。

介護市場の開放

テレウィールチェアー

今回の記事で紹介されていたのは、既存の電動車いすに介助者の目の代わりとしてリコーの全天球カメラ「シータ」を組み合わせた「テレウィールチェアー」。

「シータ」っていうのはこれ

 

※360度の映像を撮影できるカメラです。

 

新たに電動車イスを開発するのではなくて、すでに売ってる「電動車いす」と「デジカメ」をツギハギして作っています。

それらを繋げるソフトウェアが肝なわけです。

「介護施設で実証実験を行った。屋内や屋外での移動、食事の配膳など普通の生活の場で、実際に動かし、今解決できることを探した。高度な作業ができなくとも、介助者の負担を軽減できるのではないかと考えた。介護への技術導入が遅れたのは、経済性の問題だ。既存技術で経済合理性が働くと示せれば、市場を開放できる」
引用:メディアアーティスト・落合陽一、「介護市場を開放したい」

落合陽一さんの本気度が伺えます。

介護の3K

 

現在、介護の現場は「きつい・汚い・危険」な職場と言われ、離職率が半端ないです。

www.takapiece.com

一方で「感謝、感動、感激」な職場とも言われ、情熱を燃やす方もいます。

介護市場が開放されて技術導入が進み、環境が整えば「感謝、感動、感激」の職場として迎えられるのかもしれません。

総合的な介護人材の確保

日本の生産年齢人口(15歳以上65歳未満)は減少し続け、超高齢化社会がやってくると予想されています。

1 高齢化の現状と将来像|平成28年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府

国際的にみても、日本の生産年齢人口の減少率が大きいです。

生産年齢人口の減少:内閣府PDF

 

ということは、介護人材は生産年齢人口の減少から見てまったく供給が追い付かないということです。

なので海外労働者に頼ることになるんですね。

www.takapiece.com

 

今回の落合さんのプロジェクト様な事例が増えれば、人材不足を総合的に補えるということになります。

落合陽一さんの

落合さんの凄いところはアーティストで研究者で実業家で、研究段階から市場に広まるまでをイメージできるところ。

既存技術を組み合わせてプロダクトを開発することは容易に思いつくかもしれないけど、そのことが市場の開放につながることをイメージできる人は少ないでしょう。

そして今回は、大企業の若手有志連合と手を組むことで市場への拡散範囲とスピードを上げようとしています。

 

全国には介護市場に限らずですが、市場にアプローチするアイデアを持った人が数知れず活動していると思います。

落合さんのように猛烈な有名人が取り上げられることで、市場全体が盛り上がってくれれば、介護現場はもっともっと人間の尊厳を考えられる職場になると感じました。

 

嫁、がんばれ~。