貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、
限りなく多くを必要とし、もっともっとほしがることである
ぼくはムヒカ大統領のことは知ってたけど、
あの有名なスピーチの内容はちゃんと知らんかった。
それが絵本で読めるんで買ってみました。
「等身大で生きる」ことを決めたぼくは深く考えされられました。
世界で一番貧しい大統領のスピーチ
ホセ・ムヒカ元大統領
ムヒカ大統領といえば
- 任期中は9割の給与を慈善事業に寄付(約100万円中90万円)。
- 自宅住まいで財産は中古のフォルクスワーゲンのみの質素な暮らし。
なんだかのどかで優しいおじさんのイメージです。
けど、若者のころは貧しい人たちの為に戦うテロリストだったみたい。
4度の投獄、2度の脱獄経験があって、最後の刑期は13年。
その経験から”憎しみは何も生まない、わずかな物しかなくても幸せに生きられる”
ことを学んだそうです。
もう気合と説得力が他国の代表とはレベルが違う。
【絵本】世界で一番貧しい大統領のスピーチ
2012年リオデジャネイロで行われた国際会議。
南米ウルグアイのムヒカ大統領が行ったスピーチが、
優しいタッチの絵とともに紹介されてます。
印象的なフレーズを少しご紹介。
目の前にある危機は地球環境の危機ではなく、わたしたちの生き方の危機です。
今、危機と言われてること
環境問題や貧困問題、戦争・・・。
全部「自分で自分の首を絞めてる」ことですよね。
自分が宇宙人やったら「地球人、ナニ?アホなん?それともバカなん?」
ってツッコミ入れるところですけど、ふりかえると「アホ&バカ」な自分がいる。
わたしたちは発展するためにこの世に生まれてきたのではありません。
この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです。
ぼくは生まれる前の記憶はないです。
そしてぼくは発展したいし、進歩もしたい。
でも先日書いた記事のとおり、自分の中で目標と目的の違いがなんとなく分かってきた。
だから目的は進歩だけど幸せが目標だとハッキリ言える。
例えば「そこにたどり着きさえすれば道中なんてどうでもいい」
って思いながら旅行しないでしょ?
道中を楽しむのが旅行なんだから。
あるいはスキー・スノボ。
「山の下にたどり着いたら、どう滑ったかなんてどうでもいい」
わけないですよね?
滑ることを楽しむのが目的なんだから。
でも、今の政治経済って目標が第一で目的はどうでもよくなる仕組みな気がします。
貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、
限りなく多くを必要とし、もっともっとほしがることである
昔から言われてて何度も聞いたことありますけど、やっと府に落ちてきたかな~。
それまでは脳内スルーしてきたような・・・。
そりゃイロイロ欲しいものあるし、やりたいことも山盛り。
でも、それって目標だけど目的じゃない。
目標がないと気合が入らないし楽しくもないけど、目的じゃないんだな~。
だから手に入らなくても大丈夫。
諦めてるんじゃなくて、めっちゃがんばるけどダメならダメでまあしょうがない。
目的は果たしてるから。
目標が達成できないと何の意味もないってのは、
そこになんの目的も無いからなんじゃないの。
ムヒカさん動画
なんて優しくて力強くて豊かなひとなんだろう・・・。
ぼくはムヒカさんの主張をすべては受け入れられない、まだまだアホだから。
でも、ムヒカさんは「それでいい、いいんだ」と言うでしょう。
でかい、でかいわ~。
国際会議スピーチが行われた時はほとんど人が居なかったんだって。
自分の番が終わったら、さっさと帰っていたから。
・・・ムヒカさんのスピーチは後からの報道で有名になったそうな。
現在ムヒカさんは任期を終えて、子供たちの教育に携わっているそうです。
子供のころは貧しくて、世界を変えるには戦うしかなかったムヒカさん。
今、戦わずに世界を変える方法を子供たちに伝えてるんでしょうね。