こんにちは!
「パラグライダーってどれくらい飛べるの?」って聞かれていつも困っている、Taka(@takapiece)です。
「パラグライダーってどれぐらい飛べるんですか?」って聞かれたときいつも聞き返す言葉があります。
「それは時間のことですか?距離のことですか?高さのことですか?」
大体は時間のことを聞いていることが多いんですが、よくわからない場合もあるので聞き返すようにしています。
それから、全部教えます。
だったら最初から言えよ!(笑)
「どれぐらい飛べる?」は3種類ある
1.時間
タンデム体験に来たお客さんの場合ほとんどは、時間のことを聞いてきます。
それはそうです、大事なポイントですもんね。
どうせ飛ぶなら長く飛んでいたいもんです。
日本にあるフライトエリアのほとんどがテイクオフとランディングの高度差が300m~400m。
なにもなければフライト時間は概ね4~5分程です。(あっ、なにもなければと言うのは「上昇気流」が無いということですよー。)
・・・になるはずですがそうとも限りません。
これはエリアによって差があるというよりは、体験する時のコンディションによって左右されるからです。
その時のコンディションが適度なサーマルコンディションやリッジコンディションなら、長く飛べます。
サーマル 上昇気流のこと。基本的には対流性上昇気流。 空気は太陽光をほぼ素通りさせてしまうため、太陽によって熱せられた地上物によって空気が温められ、軽くなった空気が上昇風となります。
【まとめ】パラグライダー用語を解説しちゃうよ。 - 飛人タカさんと冒険の日々
リッジ リッジリフト(斜面上昇風)を指す。 山の尾根筋(リッジ)や海沿いの崖などの角度のきつい斜面を上昇(リフト)してくる上昇風。
【まとめ】パラグライダー用語を解説しちゃうよ。 - 飛人タカさんと冒険の日々
とは言っても、あまり長く飛び過ぎると人によっては酔ってしまって気分が悪くなるので、長くても10~15分で収めます。
コンディションは天気予報である程度予想はできますが、さすがに1か月前に予約してその日の天気を予想するのは不可能なので、こればっかりは運です。
日ごろの行いを正して、楽しい気分でその日を待ちましょう(^^♪
2.距離
一日体験に来たお客さんが気になるところですね。
エリアにもよりますが、ゲレンデでの体験はフライト距離が短いです。
大空を飛ぶ人はどれくらいの距離を飛ぶのか気になるところ。
そこで、JHFの国内記録を見てみましょう。
パラグラグライダーの最高到達距離は168.6㎞ (2015/6/22 現在)
160㎞って・・・大阪だったら名古屋、東京だったら静岡まで行けちゃいますね!
ちなみに、ぼくの居る紀の川エリアでは成山さんが到達したのが最高かな?
「針インターチェンジ」で、ざっくりこんな感じ。
山岳地帯を渡り歩くのは想像出来ますが、平野部もあるのに・・・
凄いです。
3.高さ
これは飛行場のある無しに左右されます。
近くに飛行場のある地域は飛行場から半径9㎞以内に近づいてはいけません。
また半径9㎞以上であっても、航空機が高度を下げる空域はそれ以下で飛ぶ必要があります。
ですので、国内はおおむね1500m~2000mまでですね。それでも、高度が1000mを超えてくると、景色がGoogleマップみたいになってきます。
パラグライダーって「椅子に座って空を飛んでる」感じなんでほとんど360度の視界が確保できます。たまにトンビと一緒に上昇気流の中を飛んだりしますが、ホントに鳥になった気分で飛べます。
でも、トンビ先生には追い付けません。
・・・か・滑空比が違い過ぎる~。(-_-;)
まとめ
と、まあ「パラグライダーってどれくらい飛べるの?」と言っても3種類あると思ってください。
で、インストラクターに聞くときはパラグライダーって・・
「どれくらいの時間飛べるの?」
「どれくらいの距離を飛べるの?」
「どれっくらいの高さまで飛べるの?」
のどれかを、聞いてください。
そしたら、
全部答えます!
(≧▽≦)ドモー!